写真とは受け手の価値観を映し出す鏡である。例えば、付け台に乗ったお寿司の写真。職人が握った艶々に輝く銀シャリに、脂の乗った中トロ。多くの日本人なら反射的に、無駄のない所作で握る職人の姿や酢飯の香り、新鮮なネタがずらりと並んだネタのカウンターなど美味しいの記憶が蘇るだろう。しかし所変わって海外の生魚を食べる文化のない国の人々はどうだろう。日本食があらゆる国で愛される現在でも、寿司の画像は万能ではない。では万人受けする写真とはなんだろうか。それはあらゆる人々が持つであろう潜在的な価値観である、生存本能に安心感を与える、ポジティブメッセージがこもった写真だと思う。例えば、屈託のない笑顔で笑う子供達、新緑の木々に広がる青空新鮮な食材が溢れる豊な食卓、静かな夜に暖かな光が灯る家の街並み。安全と繁栄を感じさせる要素をどこかに感じさせる写真に仕上げる事が良い写真に重要なポイントだと私は思います。